2025.11.17
11月16日(日)に、JaVECCS(日本獣医救急集中治療学会)認定のRECOVER実習を受講してまいりました。
これは動物の心肺蘇生の知識・技術を世界標準のガイドラインに基づいて体得することを目的としたプログラムで、事前座学講義と実習試験を履修・合格をすることで認定を受けられるというものです。
会場は岡山で、早朝から新幹線で横浜から遠路はるばる行ってきました。
生体モニターが測定できる特別な動物の模型を用いて、実際の臨床の現場に則したシチュエーションにおける適切なCPR(心肺蘇生)が行えるかどうかを、グループチーム毎で実習を行いました。
実際の救急現場でも、チームが一丸となって各人が役割をもって蘇生に臨むため、極めて実践的でした。
獣医さんのみならず、動物看護師さんの参加者もとても多く、2職が混ざったグループ分けがされていました。
一つの命を救うために、見ず知らずの動物病院スタッフが同じ目標に向かって協力し合うのは、いいものですね。
実際の後半にはグループ毎の認定試験があり(これも実践形式)、無事合格できました。
インストラクターの先生方の採点評価がとても厳しく(当たり前ですが)、一発で受かって良かったです。
救急、特に心肺蘇生の現場では、その動き方を知っていると知らないとでは、今自分が発揮できるパフォーマンスに大きな差が生じてしまい、動物の救命率にも影響してきます。
認定を受けたからには、実際の救急現場においてもベストが尽くせるよう、責任感を持って臨んでまいります。


