10/9(木)〜10/11(土)の３日間、

AO foundation（外科医の教育機関）の中のAO VET（獣医学系）主催による整形外科実習
「AO VET Course—Principles of Small Animal Fracture Management」に参加してまいりました。

これは数年に1回開催されていますが今年は横浜・みなとみらいが会場で、60名ほどの参加者がいました。

犬や猫における骨折治療における原理原則を、講義や実習を通して習得するというプログラムです。

朝は8:00、夜は18:00までみっちりと、全国の整形外科で活躍されている先生方の講義・実習が盛り込まれており、大変ではありますがあっという間に時間が過ぎてしまうように感じられるほど濃密で興味深い３日間でした。

基本的な骨折に関する知識、各部位の骨折に対するそれぞれの治療法、手術の合併症や術後管理などの講義に加え、
実際の症例に対して具体的な治療計画を小グループに分かれてのディスカッション、
骨格モデルと実際の整形外科器具を用いての手術実習など、

様々な様式で骨折治療に関する知識・技術を得られるような内容でした。

骨折は日々診療している中でも特に身近な整形外科疾患であり、人でもそうであるように今まで使っていた脚が突然折れて使えなくなってしまうのはとても辛く、しっかりと治してまた元気に走れるようになってもらいたいものです。

当院でもより多くの受傷した子たちを救ってあげたいという思いもあり、今回の実習の参加を決意しました。

３日間も休診にしてしまい大変ご迷惑をおかけいたしましたが、この経験をしっかりと日々の診療の血肉とし、皆様に貢献していきたいと思います。